2010年10月4日月曜日

野村総合研究所が富士ゼロックスの プライベートクラウドシステムを構築し、運用を開始

(リリース記事より)

株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:嶋本 正、資本金:186億円、以下「NRI」)は、富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本 忠人、資本金:200億円、以下「富士ゼロックス」)のソリューション・サービスビジネスに向けたプライベートクラウドシステムを構築し、10月1日より運用を開始します。

これまで富士ゼロックスは、オフィスの生産性向上や業務プロセス改革を支援するソリューション・サービスを提供するためのシステムや、カスタマイズが必要な様々な案件のシステムなど、それぞれのシステムに合わせて、個別のハードウエアやOSを使用したシステム基盤を構築し、異なる複数のデータセンターで運用していました。そのため、運用費用の削減や、ソリューション・サービスビジネスをタイムリーに展開し、システムを効率的に稼動させていく上で、システム基盤の更なる柔軟性や拡張性が課題となっておりました。

これらの課題を解決するために、NRIは、NRIのデータセンター内にある富士ゼロックス専用区画に富士ゼロックス専用システム共通基盤としてNRIプライベートクラウドサービス「mCanvas」注1を構築しました。また、NRIは、富士ゼロックスからアウトソースを受けて、本システム共通基盤内のハードウエア、OS、ミドルウエアやネットワークと運用監視システムを提供し、システム共通基盤の設計・構築・運用を担当します。

富士ゼロックスは、このプライベートクラウドサービス「mCanvas」を用いて異なる複数のデータセンターで稼動していた様々なシステムを一つのシステム共通基盤に集約することで、重複していたシステムの運用コストやシステム管理費、消費電力を削減するとともに、ネットワークトラフィックも簡素化されることで、更なるセキュリティ面での安全性も確保します。また、事業規模の変化に合わせて柔軟にシステム規模を変更するための拡張性の高いシステム基盤の確保を可能にします。さらに、今後想定されるソリューション・サービスビジネスの拡大に向けたシステム開発やバージョンアップなどに伴うシステム変更にも、これまでよりも少ないコストで、柔軟に対応することが可能になります。

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