2010年10月6日水曜日

大日本スクリーン、オンデマンド新聞印刷の実用化を推進

~ドバイのAtlas Printing Press社に「Truepress Jet520」を納入~

大日本スクリーン製造株式会社(本社:京都市上京区)のメディアアンドプレシジョンテクノロジーカンパニー(社長:藤澤 恭平)はこのたび、中東・ドバイのAtlas Printing Press社(本社:アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイ/ CEO:Amit Radia氏)にフルカラーバリアブルインクジェットプリンティングシステム「Truepress Jet520」を納入しました。
当社が製造・販売する「Truepress Jet520」は、OEMを含め200台以上の納入実績を誇り、高速フルカラーバリアブルプリンターとして世界第1位※の市場シェアを獲得しています。これまで、ダイレクトメールなどのトランスプロモーションツール、オンデマンドブック印刷などのアプリケーションにおいて高い評価を得てきましたが、今回の採用により、さらに中東でのオンデマンド新聞印刷が実用化に至りました。
オンデマンド新聞印刷は、海外在住者や旅行者などに向けた多品種小ロットのビジネスモデルで、本国からの空輸コストやタイムロスをなくし、必要な場所で必要なだけ、さまざまな言語から成る多品種の新聞タイトルを印刷し、提供できるという特長があります。中東地域のビジネスや観光の拠点として、世界各地から人々が集まる絶好のロケーションにあるドバイにおいて、「購読者層を手放したくない」という版元の狙いと、「母国の新聞をタイムリーに届ける」というホスピタリティーに関する需要が合致し、Atlas Printing Press社は本格的な多品種小ロットの新聞生産を開始しました。
Atlas Printing Press社のCEOであるAmit Radia氏は、「Truepress Jet520」の導入について、「UAE地域で初めてこのテクノロジーに参画し、新たなニッチ・メディア・マーケットを創出する大きな一歩になったと思います。新聞データは夜の7時ごろに送られ、すぐに印刷が開始されます。20部~ 1,000部程度の印刷部数であれば、ロスも少なく、あっという間に自動で印刷が完了します」と語っています。
Atlas Printing Press社は、3年ほど前から当社とディスカッションを始めており、納入に至るまでの非常に厳しい評価を経て、「Truepress Jet520」の印刷品質と信頼性を確信。採用を決め、実運用へと展開しています。

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