2011年9月16日金曜日

富士ゼロックス、木が原料のバイオ樹脂 材料の安定調達狙う

 富士ゼロックス 木を原料に使ったバイオ樹脂を開発した。2011年度中に発売する主力の複合機に採用する。原料を国内外で安定して調達しやすい木質資源を活用して、バイオ樹脂の導入を加速する。富士フイルム、ダイセル化学工業の子会社と共同で開発した。

 木の繊維成分であるセルロースをベースに、石油系のABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂を混合した。植物由来成分は重量ベースで約40%使った。

 セルロースは加工が難しかったり、もえやすかったりするためバイオ樹脂の材料として使うのが難しい。富士ゼロックスなどは石油系材料との構成を工夫するなどで、難燃性のバイオ樹脂の開発に成功した。

日経新聞

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