2009年11月18日水曜日

中国の裁判所、マイクロソフトに知的財産権侵害の判決(英フィナンシャル・タイムズ(FT))

中国の裁判所が、米マイクロソフトが中国ソフトウエア会社の知的財産権を侵害しているとの判断を下した。予想外の判決を受けて、知的財産権の係争をめぐる中国当局の対応に対して、懸念が再燃している。

 FTによると、北京市第一中級人民法院(地裁)は、マイクロソフト製の基本ソフト(OS)に使用されている2つの中国語フォントに関して、開発元である中易中標電子信息技術とのライセンス合意には含まれていなかったと指摘した。判決が実施されれば、マイクロソフトは同フォントを使用しているすべてのOSの販売を差し止められることになり、その中には中国語版のウィンドウズ98セカンドエディション、ウィンドウズ2000、ウィンドウズXP、ウィンドウズ・サーバー2003などが含まれる。FTによると、マイクロソフト側は、問題となっているフォントの使用は、原告側とのライセンス合意に含まれていた認識しているとして、控訴する意向を明らかにした。

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