韓国LGグループが、韓国・坡州(Paju)の「LG Paju Display Cluster」内に位置するLCD生産拠点への投資計画を明らかにした。
LCDパネルへの3兆8,471億ウォン(約3,077億6,800万円)を筆頭に、LCDガラス基板に3兆ウォン(約2,400億円)、LED関連に1兆ウォン(約800億円)など、2009年から2018年までに合計8兆ウォン(約6,400億円)を投じる。
まず、LCDパネルでは、LG Display(LGD)が2010年までに第8世代(8G、基板サイズ2,200×2.500mmクラス)LCDパネルラインや低温Poly-Si TFT-LCD(LTPS LCD)パネルラインを増設。
LED関連では、LG Innotekが2012年までにLEDバックライトユニット(BLU)と照明用LEDパッケージラインを建設、一部は先行して2010年5月から量産に入る。
また、LCDガラス基板では、LG Chemが2018年までに7本のラインを建設し、年間生産能力を5,000万m2以上とする計画。
これらが確定すれば、LGグループのPajuへの投資額は、第7.5世代(7G、同1,950×2,250mm)/8G対応LCDパネル向けに投資した9 兆ウォン(約7,200億円)を合わせ、2004年から合計で17兆ウォン(約1兆3,600億円)に達することになる。