リコーは、新ソリューション「App2Me(アップトゥミー)」を2010年1月中旬からグローバルに提供開始する。「App2Me」は、ビジネスパーソンが自分のIT端末でデジタル複合機(MFP)「imagio MPシリーズ」のスキャン、プリントを中心とした機能を手軽に活用できるソリューション。
Web活用が進んだ現在、企業内で必要なソフトウエア全てを保有することなく、インターネットからサービスとして提供されるアプリケーションを必要な分だけ利用することが可能なクラウドコンピューティング(以下、クラウド)時代を迎えており、さまざまなビジネスにおいて、情報の保管・共有、CRM、人事管理、給与計算など、多種のアプリケーションがクラウド上で活用され始めている。このたび発表されたソリューションにより、リコーはクラウド環境にMFPを対応させ、顧客の情報活用範囲を飛躍的に広げるために、また開発効率の向上や顧客の使い勝手の良さなどを検討した結果、個人のIT端末にダウンロードするだけで特別な設定をせずにMFPを活用できるウィジェット形式でのソリューション提供を採用したとされている。
ソリューション展開の一例として、同社では、11月4日に開催されたGoogleのカンファレンス「Google Enterprise Day 2009 Tokyo」において、第一弾のソリューションとしてMFPと、「Google AppsTM」とを連携させる「App2Me」ウィジェットを紹介した。さらにリコーは今後「Google Apps」のリセラーとして、日本から順次グローバルに販売活動を開始していく。
参照記事