今年の米「サイバーマンデー」(感謝祭翌週の月曜日)のオンライン販売売上高は、過去最高に達する見通し。アマゾン・ドット・コムとウォルマート・ストアーズが最大の恩恵を受けたとみられている。
30日の米国市場でアマゾン株は、年末商戦への楽観的な見方に加え、同社が電子書籍端末「キンドル」の販売が11月に過去最高を記録したと発表したことが追い風となり、一時過去最高値まで急伸した。オンライン小売最大手のアマゾンは最近、大幅な値引きを展開するウォルマートのオンライン部門の激しい攻勢を受けている。
米調査会社コムスコアによると、大幅な値引きや無料配送などのサービスが提供されるサイバーマンデーの今年のオンライン売上高は約9億ドルとなる見通し。年末商戦の皮切りとなる感謝祭翌日の「ブラックフライデー」(感謝祭翌日の金曜日)のオンライン売上高は11%増の5億9500万ドルだった。全米小売業協会(NRF)のオンライン部門で、サイバーマンデーの名付け親でもあるShop.org は、今年のサイバーマンデーのオンライン販売利用者が9650万人と、前年の8500万人から13.5%増加すると見込んでいる。
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