2010年10月12日火曜日

中国複合機(MFP)市場はA4フラットベット型機種が主流

 キー・リサーチの調査結果によると、事務機器のカテゴリで成長率の高い複合機(MFP)市場(注1)においてひきつづきA4幅MFPが市場の主流販売機種で、2009年の実績推定で販売台数ベースのシェアは前年を0.9ポイント上回る88.7%がA4サイズの製品だった。A4幅MFP市場の中ではフラットベッド式の製品が成長しており、前年より7.3%増の81.6%となっている。

 同じA4幅の機種では電子写真方式の製品の販売量が増加しており、インクジェットMFPの比率は前年を0.8%下回る53.4%となった。A4幅電子写真式の製品ではファックス機能をさらに搭載した機種が引き続き市場の主流となっているが、導入コストを下げたいというニーズから、その市場比率は減少傾向にある。

(注1)ここでは2つ以上の機能を搭載する普通紙出力対応の電子写真およびインクジェット方式の複合機製品を指す。

出典:キー・リサーチ発行「中国MFP市場規模動向予測レポート2010年版」