2010年4月14日水曜日

OKIデータなど、高崎市に開設のLED新生産拠点が稼動開始

~生産能力を従来の4倍に増強し、プリンタ事業およびLED応用分野の事業開拓を加速~

(以下リリース記事より)
 OKIグループのプリンタ事業会社OKIデータ(社長:杉本晴重、本社:東京都港区)とLED事業会社OKIデジタルイメージング(社長:菊地曠、本社:群馬県高崎市、以下ODI)は、このたびノンインパクトプリンタ(注1)印字ヘッド用LED(発光ダイオード)の生産およびLED応用分野の事業強化を目的に、従来の約4倍の生産能力を持つLED生産拠点を群馬県高崎市に設け、2010年4月より稼動を開始しました。ノンインパクトプリンタ事業の強化を図るとともに、LED技術を応用した新事業領域の開拓に向けて積極的に取組んでいきます。

 現在、OKIデータのプリンタ事業は、LED印字ヘッドによる小型・高速・高精細などの優位性を活かしたノンインパクトプリンタを中心に、グローバルに事業展開しています。ここで使われるLED印字ヘッドには、ODIの研究開発から生まれ、世界で初めて実用レベルでの量産化に成功した「エピフィルム・ボンディング(以下 EFB)技術」が使われています。このEFB技術は、薄膜化した異種材料を素材間の分子間力結合により接合するもので、今後、ノンインパクトプリンタの印字ヘッドの他、様々なビジネス分野への応用が期待されます。

 新生産拠点は、従来の工場に比べてクリーン度が高く、面積も約2倍のクリーンルームを確保しており、LED印字ヘッドの生産能力を現在の4倍に引上げる予定です。本生産規模の拡大により、ノンインパクトプリンタの販売台数を2012年度までに約2倍に拡大する計画です。また今後も継続的に開発投資ができるスペースを確保したことにより、EFB技術の幅広いビジネス領域への応用に本格的に取組んでいきます。具体的には、超小型LEDディスプレイなど、今後、成長が期待できるビジネス領域の開拓に向けて開発を加速させます。

■用語解説
(注1):ノンインパクトプリンタ
 インクリボンを印字ピンで打撃して用紙に印字する(インパクトプリンタ)方式以外の方法で印刷を行うプリンタの総称。

【新生産拠点の概要】
 住所:群馬県高崎市西横手町1-1
 規模:建屋9,043m2(内クリーンルーム面積2,760m2)、土地3,521m2


※沖電気工業株式会社、株式会社沖データ、株式会社沖デジタルイメージングは、通称をそれぞれ「OKI」「OKIデータ」「OKIデジタルイメージング」とします。

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