大王製紙が1日発表した2010年7~9月期連結決算は、最終損益が44億円の赤字(前年同期は6億3600万円の黒字)だった。有価証券評価損82億円を特別損失に計上したことが響いた。印刷用紙を中心とした国内需要低迷も、業績悪化につながった。
売上高は前年同期比2%減の1028億円、営業利益は37%減の37億円だった。チラシやカタログ用の印刷用紙の出荷が減少。大人用オムツなどは伸びたが補えなかった。古紙など原燃料の価格上昇も収益を圧迫した。
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