大王製紙は23日、コピー用紙の出荷価格を7月1日出荷分から20%以上引き上げると発表した。原料のパルプをつくる木材チップなどの価格の上昇を転嫁する。値上げ表明は3年ぶり。
コピー用紙全品種が対象。上げ幅は上質コピー用紙で1キロ20~30円程度。粗原料の木材チップは北米などからの出荷量が減り、価格が3~5%上昇した。燃料の重油価格が高止まりしていることも生産コストを押し上げている。同社は古紙についても「今後発生量が減少して、買い取り価格が上昇する可能性がある」としている。
日経新聞
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