2011年5月24日火曜日

OKIデータ、米でMPS事業強化-今期売上高12億8000万円へ

OKIデータ(東京都港区、杉本晴重社長、03・5445・6111)は、海外市場でマネージド・プリント・サービス(MPS)事業を強化する。
 トナーカートリッジを大型化し、コピー費用を抑えたモデルやA3カラー複合機の改良版の投入などを計画しており、同事業で2012年3月期に69億6000万円(11年3月期は約53億4000万円)に高める。販売チャンネルを強化するなどし、安定的な収益を確保できるビジネスモデルの構築を目指す。
 MPSは設置機器の稼働状況など、企業の印刷環境を可視化するサービス。欧米市場での需要が急速に進んでおり、OKIデータでは同事業の売上高の80%以上を海外で占める計画。4月には国内と欧米で異なっていた機器の遠隔監視システムを統一するなど各国共通でMPSを提供できる。

日刊工業新聞