・マネージド・プリント・サービスにより5年間で20%以上のTCO削減
・当社国内営業600人を教育、XOS販売力を強化
富士ゼロックスは11月25日、佐川急便の全国の主要拠点で、オフィス出力環境の管理を行なうと発表した。両社が締結した5年間のアウトソーシング・サービス契約の一環で、佐川急便の出力環境全般を最適化し、20%以上総所有コストを削減する取組を支援するもの。
佐川急便は今回、富士ゼロックスのマネージド・プリント・サービスと呼ばれる、企業のオフィス・プリンタや複合機などを利用した出力環境関連の全業務プロセスを請け負い、企業に代わって管理するアウトソーシング・サービス「XOS」を採用。同社の出力機器管理と関連管理業務のプロセスを 富士ゼロックスがアウトソーシング業務として受託する。
佐川急便は総所有コストを削減し、最適なオフィス出力環境を入手でき、煩雑な機器管理やコストマネジメントなどの業務から解放されるとしている。出力環境の最適化では、ドキュメント出力の直接・間接コスト、プロセス、ニーズを分析・評価するアセスメントを実施し、現状の課題と出力機器に関する総コストを提示する。この結果に基づいて最適化プランを作成し、新たなオフィス出力環境を構築する。また、最適な配置を維持する指針を策定し、出力機器管理の統制を強化。これに基づき佐川急便では出力機器をオフィス環境に最適な台数、場所に設置し、従来使用していた出力機器を30%以上削減することを見込む。
一方、富士ゼロックスはXOSの対象市場を拡大し、国内の販売力を強化する。約1000の大手企業グループを担当する約600人の担当営業に専門教育を行ない、マネージド・プリント・サービスへの需要が高まっている国内の企業にXOSを展開していく。
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