2010年4月26日月曜日

マックス、業績回復で今夏の賞与に加算金0.3カ月分

 マックスは今夏の賞与に月給の0.3カ月分を上乗せする。社内の業績連動ルールでは約1.6カ月分になる計算だが、約1.9カ月分を支給する。足元で主力のホチキス針販売が回復し、業績の先行きに明るさが出てきたためだ。

 加算額は35歳前後の社員で10万円前後。今夏の賞与を決めるベースの2010年3月期下期の営業利益は8億円程度にとどまったが、足元で売れ行きが好転。11年3月期の営業利益が35億円程度まで回復しそうなため、「社員の努力に報い士気を高めたい」(三井田孝嗣社長)という。

 業績回復とともに、絞り込んでいた給与や賞与を「補てん」する動きが目立ち始めた。リーマン・ショック後の賃金カット相当額を日本電産は臨時賞与で、三桜工業も特別一時金として支給することを決めている。

日経新聞
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