2010年4月27日火曜日

キヤノン、今期予想を上方修正-売上高2821億円増

 キヤノンは26日、2010年12月期の通期業績予想を上方修正した。買収したオランダ・オセなどの新規連結の影響が売上高で2800億円あったほか、オフィス、コンシューマ部門ともに市場が堅調なため販売計画を見直した。
 オフィス部門の売上高は1月予想比2821億円増の2兆430億円(前期比24・2%増)の見通し。複合機の大型案件を受注し、レーザープリンターの販売台数も前期比58%増える。M&Aによる営業利益への貢献は11年12月期以降になる見込みだ。通期のコンシューマ部門はデジタルカメラが中国中心に好調で、売上高は1月予想比155億円増の1兆3850億円(同6・4%増)と予想。デジカメの販売台数計画は2590万台と同20万台上積みした。
 10年1―3月期連結の決算は前期に落ち込んだレーザープリンター販売が回復し、大幅な増収増益だった。営業利益率が11・5%と6四半期ぶりに2ケタ台へ戻った。

日刊工業新聞
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