2011年1月28日金曜日

コニカミノルタの4~12月期、純利益20%増 複写機の販売好調

 コニカミノルタホールディングスが28日発表した2010年4~12月期の連結決算は、純利益が前年同期比20%増の107億円だった。主力の複写機の販売量が欧州を中心に2割近く伸びたことに加えて、量産効果などによる合理化が寄与した。

 売上高は2%減の5752億円。円高の影響で目減りしたほか、光学部品事業で顧客の生産調整が長引いたことが響いた。営業利益は33%増の282億円だった。

 10~12月期の販売実績が計画を下回ったため、11年3月通期の連結業績予想は売上高を前期比3%減の7800億円(従来予想は8000億円)、営業利益を2%増の450億円(同500億円)に下方修正した。純利益は18%増の200億円に据え置いた。

日経新聞