2011年2月9日水曜日

富士フイルム、2011年度デジタルカメラ販売数量20%増を目標

 富士フイルムは8日、2011年度のデジタルカメラの販売数量を約20%増やす目標を明らかにした。記者会見した樋口武常務執行役員は「高付加価値のカメラを投入して差別化を図る。全世界で製品のラインアップを増やしていきたい」と述べた。10年度は第3四半期の累計で890万台を販売し、前年比では24%のプラス。

 同時にコンパクトデジカメ「FinePix(ファインピックス)」シリーズから、新開発のレンズを採用した最上位機種「X100」を3月5日に発売すると発表した。世界で初めて光学式と電子式を切り替えられるファインダーを搭載、一眼レフ並みの機能を実現した。店頭想定価格は13万円前後。プロやカメラ愛好者に向けて売り込む。「10万台は売りたい」(樋口氏)

日経新聞