2011年2月8日火曜日

複合機・複写機、出荷台数31%増 10年

 ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA、会長・山本忠人富士ゼロックス社長)は7日、2010年のデジタル複合機・複写機の出荷統計を発表した。出荷台数は375万5071台と前年比31.4%増えた。企業の設備投資が復調しカラー機が伸びた。ただ円高や価格下落の影響で、出荷額は8461億円と11.4%増にとどまった。

 カラー機は省エネ性能や画質の向上した新製品の需要が拡大した。カラー機の出荷台数は国内が19.3%増の35万3823台で、海外が34.9%増の101万4677台だった。

 モノクロ機の出荷台数はカラー機へのシフトが進む国内が17万5363台と12.5%減ったが、海外は221万1208台と37.4%増えた。新興国で低価格機の需要が拡大した。

日経新聞